医療法人ライフストリーム オレンジ歯科 院長ブログ

歯医者が嫌いな予防歯科医の診療風景

上顎大臼歯部・歯根破折の延命

インビザライン矯正のアレ、取り返せるといいんですけどねお金・・・
 そもそも「医療法人デンタルオフィスX」自体が存在しない架空の法人だったと
 聞いてますが、まあ、弁護士さんに頑張ってもらうしかないなぁ。
 歯科医連中もトンズラこいてないで、賠償してあげるか最後まで治療してあげなよ。

 デンタルオフィスXのHPは消えてますけど、ここから見られます

 そもそも44を抜歯するようなディスクレパンシーの歯列矯正
 インビザでやるのは危険っしょ。一か八かでやるような事じゃないわな。

 

男性:左上の歯が割れているので抜歯と言われたが何とかならないか

 僕がとにかくマウスガードしてちょうだいねと口酸っぱく言うのは、
ちゃんと毎日マウスガードを装着して就寝している患者さんの歯のトラブルの
少なさというのは特筆すべきだなと思うからで、マウスガードしていない患者さん
と比較して明らかに「取れた、欠けた、割れた、痛い」が少ない。

 これは左上6番、咬合面アマルガムのせいで近遠心に真っ二つになっている例。

歯髄も壊死して、歯根膜炎になっている。

まあこれは骨欠損が少なめなんで一か八かやってみますけど、基本的には
抜歯と思っててください。ウチでも咬合痛が収まらない場合は抜歯します。
どうしてもという場合は再植してみますが。

 

これは真横に真っ二つなんで、頬側根と口蓋根に分離して残してみるか、
スーパーボンドでくっつけてみるか・・・?

ひとまず感染根管処置を終わらせて、

 

頬側&口蓋根にスクリューピンを立てて、スーパーボンドで連結して
仮歯を入れて、経過観察を行うことにした。

 

ただ、これで延命することができたとしても、破折の原因が歯ぎしりなら、
マウスガードなどで対応しない限り、また割れてくる可能性も高いだろうと思う。