医療法人ライフストリーム オレンジ歯科 院長ブログ

歯医者が嫌いな予防歯科医の診療風景

なかなか打診痛・咬合痛が治まらない抜髄・感染根管治療

女性:右下の奥歯が痛い

歯科医であれば、抜髄や感染根管治療を始めたはいいが、根治を繰り返しても
なかなか打診痛がおさまらないという経験がたまにあると思う。

急性の歯髄炎とか腫脹を伴う急性歯根膜炎なんかだとほとんどそういうことは無いのだが、長期にわたって少しずつ感染が起こってきたような慢性の歯髄炎や歯根膜炎だと、治りが悪い傾向があるように思う。

右下6番、近心根のPerと判断して感染根管治療を始めたが、打診痛が続き、
2か月経ってもあまり変わりがない。

 

これ以上の根治は無駄と判断して根充を行い、仮歯を入れて打診痛の治まり待ちをすることにした。半年~1年くらいでおさまることが多いのだが、歯根が割れてるならダメかもなので、経過観察していくしかない。

 

女性:左上のブリッジが取れたが何とかならないか

いや~何とかならねえかもなぁコレは・・・ということもあります。

左上④56⑦のBr脱離なんだけども・・・

 

まあ4番は何とかなると思うけども。

 

7番は厳しいなぁこりゃ。破折してるかな・・

 

どうなるかわからんが、修復してみている。

 

なんとかコアを立てたところ、咬合痛は無かったので印象して、

 

Brをかぶせなおしてみたが、どうかな・・

 

何度も言うけど、みんな寝てるとき大抵歯軋りとか食いしばりしてるんだから、マウスガードしてね。