オレンジ歯科・おおいた先端予防歯科 院長ブログ

歯医者が嫌いな予防歯科医の診療風景

堀ちえみさんの患った舌扁平上皮癌とは

・術後の患者に猥褻したとかで乳腺外科医の方が訴えられてた事件、
 無罪でほんと良かった良かった

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だいたいどっかのバカな歯医者じゃあるまいし

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手術終えても忙しい外科医がそんな事してられるかい。こんなんに巻き込まれて拘留までされるなんて検察の捜査があまりに杜撰。ワークシート書き換えたバカは腹を切れ、むしろ脳を切ってもらえ外科医に。

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■なんだか堀ちえみさんの影響なのか、スチュワーデス物語は見てなかったんだけど、口内炎があるんで診て欲しいという患者さんが結構おられて(今日はどこの歯科でも多かったはず)、でもまぁ確かに口内炎と口腔癌はごく初期の段階だと鑑別が難しい場合もあるので、1ヶ月以上治らない口内炎の場合は難治性口内炎との鑑別のために大病院を紹介することもあります。

 

口内炎や口腔癌といっても結構色々ありまして・・・
これは僕の母校が昔発行した口腔粘膜病変の本で、よくまとまっていて面白く、時間を見つけては何度も読み返してる良本なのですが、この本からちょっと失敬して転載させていただきます(すみません)。

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口内炎にもアフタ性、潰瘍性、ヘルペス性とか色々ありまして(写真2:潰瘍性、写真3:壊疽性、写真4:アフタ性<一番よく見るやつ>)、レーザー当てたりステロイド軟膏を塗布することもありますが基本的には放置で治癒します。このへんは普通、口腔癌はあまり疑いませんわな。

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・で、下の画像の写真3は白板症で、前癌病変(放置すると癌に移行することがある。僕も過去2例ほど見つけて日赤病院に送ったことがあります)。写真4は扁平苔癬(これも前癌病変)。写真5は舌癌。
このへんは歯医者であれば口内炎と見間違えることは絶対にない(はず)

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・で、舌癌にも肉芽型(写真2)・乳頭型(写真3)・膨隆型(写真4)など色々あり、写真5の潰瘍性・写真6の紅斑型のような浅い潰瘍性のものは初期のステージだと口内炎との鑑別が難しいことがある。
 まぁそもそも口腔癌自体が滅多にない(僕も十数年歯医者やってるが、口腔癌を見つけて大病院を紹介したことは過去1回しかない)し、進行するまで痛みがあまり出ないこともあるので、主治医もまさか癌だとは思わなかったのだろうと思う。

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・なので歯科医院側としては、1ヶ月経過しても治癒しないような口内炎は鑑別診断のために大病院を紹介するくらいの慎重さがあっていいと思うし、患者さん側も舌になんか硬い口内炎みたいなものができて1ヶ月たっても全然治らないなんて場合は歯科医にお願いして大病院(口腔外科)への紹介状を書いて貰うのも良いかと思う。何もなかったならそれで良いし、何かあったら即対応してもらえば良い。
 結局のところ、自分の身を守るにはある程度自分で行動するしかないという身も蓋もない話になってしまうのですが、やはり初期段階で見つけるに越したことはありませんからね。