オレンジ歯科・おおいた先端予防歯科 院長ブログ

歯医者が嫌いな予防歯科医の診療風景

小学生の下顎5番・中心結節の破折予防充填症例

男子・虫歯があるので治療してほしい

 

さて、9歳くらいから小臼歯の永久歯が萌出し始めるのですが、そのくらいの年齢のお子さんのいらっしゃる親御さんは、お子さんの小臼歯にこんな感じの突起物がないかどうか必ず確認してください。

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これは「中心結節」といいまして、エナメル質と象牙質が棒状に突起してきたものです。ま別に悪いもんじゃないのですが、たまに歯髄腔がこの中心結節内にまで伸びてきているものがあって、なんかの拍子にこの中心結節が破折してしまうと、歯髄が感染を起こして死んでしまうことがあります。

つまり、この中心結節が折れると神経が死んじゃうことがありますよ、ということですね。なので、これが見つかったらすぐに歯医者さんに行って、折れないように少し削ってもらったり周りを埋めてもらったりして下さい。

 

右下5番にもありますな。

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中心結節の尖端を少し削り、破折しにくいように周囲をCRで充填。

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つい先日も、奥歯が痛くなったお子さんで他院で「歯槽膿漏」と診断されたらしく、痛みがおさまらなかったので当院にいらっしゃったのですが、原因はこの中心結節の破折でした(むしろ中心結節を知らない同業者がいることにびっくりなんですが)。というか小学生で歯槽膿漏はない。