オレンジ歯科・おおいた先端予防歯科 院長ブログ

歯医者が嫌いな予防歯科医の診療風景

食片圧入(フードインパクション)の治療症例01

女性、前歯のブリッジの下に物が詰まって気になる

 

 御年90歳オーバーの方です。
今後の超高齢化社会で100歳越えも珍しくなくなるでしょうけど、よく歯が残っていてよくご飯を食べる方は、やはり長生きされている。

 

 この前歯ブリッジの下の空隙にご飯が入り込んで取れない、困る、とのこと。

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 いやぁしかしもうコレは、仕方ないのでは…といいますか、
このBrを除去して作り直す、なんてのは患者さんの体力的に辛いと思うし、
詰まったら歯ブラシで磨いて取って欲しいところなんですけども、
自分では手が思うように動かないのでそれも難しいとのことで…
(介護の方が注意して除去してくれると助かるんですが)

 うーんどうしよう、と迷ったんだけれども、
スーパーボンドで空隙を塞ぐことにした。

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 ただこれは、破折したときに破折片を誤嚥する可能性もあるので、ちょっと怖いかなとも思ったのだが、どうしてもということだったので。

 

 皆さんも「自分が100歳まで生きるかもしれない」と仮定したときに、今の自分の歯・歯茎の状態で、今のブラッシングや食事習慣や予防法で、果たして100歳まで歯が残せるかどうか、一度考えてみるべきでしょう。
 幸か不幸か医療が進歩しまくってしまったおかげで、死にたいと思ってもなかなかお迎えが来ない未来が待っているのですから。