オレンジ歯科・おおいた先端予防歯科 院長ブログ

歯医者が嫌いな予防歯科医の診療風景

銀歯を白くしたい症例01・咬合面インレーのCRやりかえ

女性・奥歯の銀の詰め物を白くしたい

 

 上下6番全てに咬合面インレーが入っている。
 左下・右下・右上・左上、ことごとく。

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 正直、YOUはなぜこんなところに銀歯を?というか、
なんでこんな若い女の子の歯にこんな簡単にインレー入れてしまうのか僕は全く理解できない。


 歯と歯の間が虫歯になって隣接面までカバーするようなタイプのインレーはまだ理解できるが、こういう咬合面だけの銀歯は全く意味がない。逆に歯に悪いくらいだ。これは本当に、歯医者の金儲けのためだけに入れられた銀歯と言える。

 そもそも僕がなるべく銀歯やメタルコアを避けてるのは「金属は歯より硬いので歯を守ってくれない」と思ってるからで、これは後でホームページの方にも詳しく書こうと思ってるのだけれど、

 例えばこんな感じで歯に過剰な力がかかったとき、咬合面のみのインレーだと

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 銀歯は剛性が高いので壊れず(取れた方がマシ)、この過剰な力は金属より剛性の低い歯質が、金属を介しつつ受け止めることになる。金属の直下にはセメントが入るので多少のクッションにはなるかもしれないが、これを繰り返していけば、剛性の低い歯の方がダメージを受け続け、長期的にはいずれクラック(ひび割れ)を起こして痛みが出たり歯が割れたりすることは容易に想像できそうなものだ。
 これが歯質より剛性の低い(やわらかい)プラスチックなら、過剰な力を受けた場合に歯より先に割れたり欠けたりしてくれることが多いので、歯の方は何とか守られるのではないだろうか?

 …と、こんなことを思ってるので、僕は予防歯科医としてなるべく、欠けることがあったとしてもプラスチックで何とかしたいわけです。

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