オレンジ歯科・おおいた先端予防歯科 院長ブログ

歯医者が嫌いな予防歯科医の診療風景

ブリッジの支台歯がごっそり虫歯でしたよ症例

女性、左下の奥歯にものが詰まる、噛んだら痛い

 

左下⑤6⑦のブリッジが入っており、7番に打診痛。
FMCに穴が開いており、対合のFMCとの摩耗で磨り減ったと思われる。
ミラーで舌側を確認すると歯牙が欠けている。

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レントゲンだとFMC直下が歯肉縁下までごっそり虫歯だ。
もうこの時点で歯を抜いてしまう先生もいると思う。
「歯肉縁下まで齲蝕が進行していたら抜歯」とか書いてる昔の本のせいかもね…

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しかしまぁこんな程度で歯を抜くことはウチではまずありませんのでご安心。
FMCを除去して軟化象牙質を除去する。

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3Mix-AAを貼薬してCRコアを築成した。時間なかったのでBr形成は次回。

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神経取って銀歯をかぶせた歯が中も虫歯にならずに一生保つかというと、よっぽど予防管理をしっかりした上で過大な咬合力から遠ざけない限りは難しいと思う。30歳台でかぶせた銀歯が何事もなく100歳まで保つかといえば、ほとんど保たないだろう。


まぁ、大昔は痛くなった歯は即抜歯していたわけで、ちょっと勿体ないし何とかならんかなということで根管治療が生まれて歯の延命が可能になったわけで、こういう治療も所詮は歯の延命治療に過ぎません。まぁなんとか延命治療でも、寿命が潰えるその日まで何とか保たせられればいいかなというのが保存治療の目的です。

結局はちゃんと予防して最初から虫歯にならないのが一番(当たり前)